ふるさと納税の上限を源泉徴収票で出す|12月の給料・ボーナスは?
源泉徴収票のどの数字を、シミュレーターに入れればいいのか。
ボーナスや昇給、育休復帰で年収が変わる年は、なおさら迷います。
我が家は、前年の源泉徴収票の年収をシミュレーターに入れています。
- 上限(自己負担2,000円で済む寄附額の目安)は、今年1〜12月の収入で決まる
- 今年の源泉徴収票は年末か翌年1月に届くので、前年の分で見積もる
- シミュレーターの「年収」には、「支払金額」を入れる
- 年収が変わる年は、今年の給与明細で出し直す
- 12月の給料・ボーナスが決まる前の申し込みは、上限の8〜9割までが安心
さとふるのシミュレーターで、上限の目安を出せます。
我が家の前提
- 子ども2人(3歳・1歳)・住宅ローンあり・車あり
- 妻は2人目の出産を機に退職し、今は片働き(それまでは共働き。いずれ共働きに戻るかも)
- 投資歴約8年
- ふるさと納税は、今は私(夫)の名義だけ
上限は「今年の収入」で決まる|源泉徴収票は前年分で見積もる
上限は、寄附する年(1〜12月)の収入と控除で決まります。
2026年の寄附なら、2026年の所得税と2027年度の住民税から引かれます。
ただし、今年の源泉徴収票は寄附を決める時期には手元にありません。
会社は源泉徴収票を、翌年の1月31日までに渡せばよいことになっています。
年の途中で退職した人は、退職後1か月以内です。
| 時期 | 上限の見積もり方 |
|---|---|
| 1月〜11月 | 前年の源泉徴収票で出す(年収が変わる年は、今年の給与明細で出し直す) |
| 12月 | 12月の給料・ボーナスの明細で最終確認 |
| 12月下旬〜翌年1月 | 今年の源泉徴収票が届く(年内の寄附にはほぼ間に合わない) |
年収があまり変わらない年は、前年の源泉徴収票を「今年の見込み」として使います。
申し込む月による上限の見えやすさの違いは、こちらです。

前年の源泉徴収票をそのまま使える年・出し直したい年
次のどれかに当てはまる年は、今年の給与明細で出し直します。
- ボーナスが大きく増える・減る、昇給した・給料が下がった
- 育休・産休から復帰した、または今年から休んでいる
- 転職した、年の途中で入社・退職した
- 子どもが増えた、配偶者の働き方が変わった
- 住宅ローン控除の1年目、医療費控除を使う、iDeCoを始めた
どれにも当てはまらなければ、前年の源泉徴収票で十分な目安です。
源泉徴収票のどの欄をシミュレーターに入れる?
「年収」に入れるのは、いちばん上の段の「支払金額」です。
税金のかからない通勤手当(1か月15万円まで)は、支払金額に入りません。
簡易版は「支払金額」と家族の欄だけでよい
- 配偶者:「控除対象配偶者の有無等」に○があれば「配偶者あり」
- 16歳以上の子や親:「控除対象扶養親族の数」の人数を入れる
- 19〜22歳の子:「特定」の区分で数える
- 16歳未満の子:入れなくてよい(扶養控除がなく、上限に影響しない)
詳細版で入れる欄の対応表
サイトによって、入れる項目が違います。
画面に出た項目の行だけ使ってください。
| 源泉徴収票の欄 | シミュレーターの項目 | 入れるときの注意 |
|---|---|---|
| 支払金額 | 給与収入(年収) | 必ず入れる |
| 社会保険料等の金額 | 社会保険料控除 | 年末調整(会社が行う税金の精算)で申告したiDeCoの掛金も含まれる。iDeCoの欄があれば二重に入れない |
| 生命保険料・地震保険料の控除額 | 生命保険料控除・地震保険料控除 | 払った保険料ではなく「控除額」を入れる |
| 配偶者(特別)控除の額 | 配偶者控除・配偶者特別控除 | 今年も配偶者の収入が同じくらいか確かめる |
| 住宅借入金等特別控除の額 | 住宅ローン控除 | 所得税から実際に引けた額。引ききれない年は、内訳の「住宅借入金等特別控除可能額」を見る。住宅ローン控除がある年は上限が正しく出ないことがあるので、余裕を多めに |
| 給与所得控除後の金額・所得控除の額の合計額 | 同じ名前の項目 | さとふるの詳細版はこの2つを入れる(控除を1つずつ入れる形式なら不要) |
表の下3行の欄は、会社で年末調整をした人にだけ書かれます。
空欄のときは、確定申告書の控えの数字を使います。
確定申告で受ける控除は載らないので、使う年は詳細版に自分で入れます。
- 医療費控除:確定申告で受けるので載らない(使う年は上限が少し下がる)
- 住宅ローン控除の1年目:確定申告なので載らない(2年目からは年末調整で載る)
- 給与以外の収入:副業などの所得があれば、その分も足して考える
今年の年収が変わる年の見積もり方|12月の給料・ボーナスまで足す
年収が変わる年は、今年の給与明細で「今年1〜12月の支払金額」を見込みます。
給与明細から今年の年収を出す4ステップ
- もらった分:1月から直近までの明細の「課税支給額」を足す
- 残りの月の給料:直近の月給(残業代は少なめ)×残りの月数
- 冬のボーナス:決まっていなければ、前年の冬より少なめに見込む
- 社会保険料:明細の健康保険・厚生年金・雇用保険に、残りの月の分を足す
課税支給額は、税金がかかる支給額です。
欄がなければ、総支給額から非課税の通勤手当を引きます。
計算例(10月末時点・説明のための例)
- 1〜10月の課税支給額の合計:330万円(夏のボーナスを含む)
- 11月と12月の給料:28万円ずつ(56万円)
- 冬のボーナスの見込み:50万円
- 今年の年収の見込み:330万+56万+50万=436万円
さとふるの早見表(2026年4月現在の制度による試算)は次のとおりです。
| 年収 | 上限の目安(独身又は共働き) |
|---|---|
| 400万円 | 約4.2万円 |
| 500万円 | 約5.8万円 |
| 600万円 | 約7.7万円 |
この年収の範囲なら、年収が10万円違うと上限は2,000円弱動くくらいです。
おおよその目安なので、実際はシミュレーターで確かめてください。
ボーナス増減・昇給・育休復帰・転職の年の考え方
| 今年の変化 | 上限の見積もり方 |
|---|---|
| ボーナスが増える・減る | 前年の支払金額に、ボーナスの差額を足し引きする |
| 昇給した | 昇給後の給料で残りの月を計算する(前年のままだと低めに出る) |
| 育休・産休から復帰した | 休んだ月の給与はゼロ(育児休業給付金などは年収に入れない) |
| 転職した | 前の会社の源泉徴収票の支払金額+今の会社の見込み |
前年が育休で収入が少なかった人は、前年のままだと上限を低く見積もります。
今年の給与明細で出し直すと、寄附できる額が増えることがあります。

12月の明細が出たら、残りの枠を決める
12月の明細が出たら、実際の金額で出し直します。
すでに寄附した額との差が「残りの枠」です。
ただし、その年の分になるのは12月31日までに支払いが済んだ寄附です。
クレジットカードは決済日、銀行振込などは入金日が基準になることが多いです。
年末ぎりぎりの振込は、間に合わないことがあります。
| 申し込む時期と状況 | 寄附額の目安 |
|---|---|
| 年収が前年並み・11月までに申し込む | 前年の源泉徴収票で出した上限の9割前後まで |
| 年収が変わる年・12月の給料とボーナスが決まる前 | 見込みで出した上限の8割前後まで |
| 12月の明細が出たあと | 出し直した上限の9割前後まで(端数は少額の返礼品で) |
8〜9割は公式の基準ではなく、上限を超えないための余裕の目安です。

我が家の場合|前年分で見積もり、条件が変わった年は寄附額を下げた
我が家は前年の源泉徴収票で上限を出し、例年秋〜11月ごろに申し込みます。
このやり方で、上限を超えたことはありません。
住宅ローン控除の1年目は、控除を入れて上限を確かめ、寄附額を下げました。
医療費控除を使った年も、寄附額を少し下げました。
妻が退職して片働きになってからは、出し直した私の上限が少し下がっていました。
結局、我が家ならどう判断するか
- 寄附額は、上限の目安の少し手前まで(端数は数千円台の返礼品で)
- 今年使う控除が前年と違うときは、その控除を入れて出し直す
今年(2026年分)は、10月の時点ではまだ申し込んでいません。
今年は、さとふるを使う予定です。
上限を確かめたら、その範囲で寄附先を探せます。
源泉徴収票と上限のよくある質問
- 源泉徴収票のどの金額を、シミュレーターの年収に入れればいいですか?
-
「支払金額」の欄の金額を入れます。
手取りや、給与明細の総支給額の合計ではありません。
支払金額には、税金のかからない通勤手当は入っていません。
- 今年の源泉徴収票がないので、前年の源泉徴収票で上限を出してもいいですか?
-
年収・家族・使う控除が前年とほぼ同じなら、前年の分で出した上限が目安になります。
今年の源泉徴収票は、12月下旬〜翌年1月31日までに渡されます。
年収が変わる年は、今年の給与明細から年収を見込んで出し直してください。
- 12月のボーナスの金額がまだわからないときは、どうすればいいですか?
-
前年の冬のボーナスより少なめに見込んで、年収を出します。
寄附は、上限の8割前後にとどめておくと安心です。
12月のボーナスの明細が出たら、実際の金額でシミュレーターを出し直します。
残りの枠は、12月31日までに支払いが済むように寄附します。
まとめ:源泉徴収票は前年分で見積もり、12月の明細で仕上げる
- 上限は、前年の源泉徴収票で見積もる
- 年収には「支払金額」を入れる
- 医療費控除や住宅ローン控除の1年目は、自分で足す
- 年収が変わる年は給与明細で出し直す
上限がわかったら、あとは返礼品を選んで申し込むだけです。
▶ 次に読む1本:住民税決定通知書で、控除が反映されたかを確かめられます。

申し込みから手続きまでの流れは、こちらです。

妻が専業主婦の家庭の上限と名義は、こちらです。

家計の見直しは、ロードマップで順番に進められます。

参考資料(一次情報)
確認日:2026年10月9日
免責事項
本記事は、個人の体験と公開情報にもとづく一般的な情報です(2026年10月時点)。
実際の上限は、シミュレーターや市区町村・税務署でご確認ください。
