ふるさと納税は専業主婦なら夫名義で|片働きの上限と配偶者控除の影響
妻が専業主婦になると、ふるさと納税は誰の名義で申し込むのか迷います。
我が家も妻の退職で片働きになり、私の名義だけに変わりました。
先に結論
- 妻に収入がない年は、申し込みの名義・支払い・控除を受ける人の3つを夫にそろえる
- 配偶者控除で夫の上限は少し下がる(年収500万円で約5.8万→約5.0万円・令和8年分)
- 16歳未満の子どもは、何人いても上限に影響しない(高校生・大学生がいると下がる)
- 返礼品選びや入力は妻がしてもよい(名義と支払いは夫のものを使う)
急ぐ方は、さとふるで先に返礼品を見ておけます。
我が家の前提
- 子ども2人(3歳・1歳)・住宅ローンあり・車あり
- 妻は2人目の出産を機に退職し、今は片働き(それまでは共働き・いずれ戻るかも)
- 投資歴約8年
- ふるさと納税は、今は私(夫)の名義だけ
専業主婦の家庭は夫の名義で|名義・支払い・控除の3つをそろえる
妻に収入がない年は、夫の名義でまとめて申し込むのが基本です。
ふるさと納税で戻るのは、寄附した本人が納めている税金だからです。
総務省も、控除を受けるには本人の名義で寄附する必要があるとしています。
そろえる3つと、それぞれの理由
| そろえるもの | 誰のもの? | 理由 |
|---|---|---|
| 申し込みの名義 | 夫 | 寄附の証明書(受領証明書)は申し込んだ人の名前で届く |
| 支払い(カードなど) | 夫の名義 | ふるなびなどのサイトが、本人の名義で払うよう案内している |
| 控除を受ける人(確定申告・ワンストップ特例) | 夫 | 税金が戻るのは申し込んだ本人 |
申し込みの名義と控除を受ける人がずれると、控除は受けられません。
支払いの名義だけずれても、受け付けない自治体もあります。
申し込む前に、3つとも夫になっているかだけ見ておけば安心です。
収入がない妻の名義では、税金は戻らない
ふるさと納税は、寄附額から2,000円を引いた分が、本人の税金から引かれます。
妻に収入がなく、所得税も住民税もかからない年があります。
その年は、引く税金がありません。
妻の名義で寄附しても、返礼品を受け取るだけの支出になります。
妻にも上限が残る年がある
- 年の途中で退職した年や、パート収入がある年は、妻にも上限があることがある
- 妻本人の源泉徴収票の金額で、シミュレーターを使って確かめる
妻が退職した年と翌年の上限は、こちらで確かめられます。

産休・育休の年の考え方は、こちらです。

妻が手続きをするときの注意
返礼品選びや入力の作業は、妻がしても問題ありません。
気をつけるのは、入れる名前と、支払うカードの名義です。
| 場面 | 妻がやってよいこと | 避けたいこと |
|---|---|---|
| アカウント | 夫の名前・住所でアカウントを作る | 妻のアカウントのまま夫の分を申し込む |
| 寄附者の入力 | 夫の氏名・住所を正しく入れる | 妻の氏名を入れる |
| 支払い | 夫名義のクレジットカードなどで払う | 妻名義のカード・妻のスマホ決済で払う |
夫の同意をもらってから進めるのが前提です。
家族カードは、引き落としが夫の口座でも、カードの名義は妻です。
自治体によっては、寄附者の名義と合わないとされることがあります。
夫本人の名義のカードで払うのがいちばん確実です。
カードがなければ、夫の名前で払える銀行振込などを選べる場合もあります。
届いた受領証明書の宛名や、控除の手続きも夫の名前でそろえます。
ワンストップ特例と確定申告の違いは、こちらです。

片働きになると上限はどう変わる?|配偶者控除と子どもの年齢
妻が専業主婦になると、夫の上限は少し下がります。
配偶者控除で夫の税金が減り、上限も少し下がる
令和8年分は、妻の収入が給与だけなら、年収136万円以下で夫は配偶者控除を受けられます。
夫の所得が900万円以下なら、控除額は所得税38万円・住民税33万円です。
夫の住民税が減るぶん、ふるさと納税の上限も小さくなります。
夫の年間の上限の目安は、次のとおりです。
| 夫の給与収入 | 共働き(または独身) | 夫婦(妻に収入なし) | 夫婦+高校生1人 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 28,000円 | 19,000円 | 11,000円 |
| 400万円 | 42,000円 | 33,000円 | 25,000円 |
| 500万円 | 61,000円 | 49,000円 | 40,000円 |
| 600万円 | 77,000円 | 69,000円 | 60,000円 |
| 700万円 | 108,000円 | 86,000円 | 78,000円 |
| 800万円 | 129,000円 | 120,000円 | 110,000円 |
この表の注意(令和8年分とのずれ)
- 総務省のサイトにあった、平成27年ごろの古い目安表
- 基礎控除の引き上げ(令和7・8年分)などは入っていない
- 給与収入だけで、住宅ローン控除・医療費控除などがない場合
- 「共働き」は配偶者控除・配偶者特別控除なし、「夫婦」は妻に収入なし
- 令和8年分の早見表とは、1,000〜3,000円ほどずれる
年収500万円なら、令和8年分の早見表で約5.8万円から約5.0万円に下がります。
上の古い表では、約6.1万円から約4.9万円です。
ただ、配偶者控除で夫の税金そのものは減っています。
そのため、片働きだから損をするわけではありません。
寄附額は、下がった上限に合わせます。
子ども2人でも、16歳未満なら上限に影響しない
16歳未満の子どもは、何人いても上限に影響しません。
所得税の扶養控除がないためです。
- 16歳未満(中学生以下):上限に影響しない
- 16〜18歳(高校生):扶養控除があるので上限が下がる
- 19〜22歳(大学生):控除がさらに大きいので、もう一段下がる
年収500万円で高校生と大学生が1人ずつなら、令和8年分の早見表で約3.1万円です。
古い目安表では、約2.8万円です。
子どもが高校に上がる年は、上限を見直すタイミングです。
実際の上限はシミュレーターで確かめる
ふるさと納税サイトのシミュレーターに、夫の源泉徴収票の金額を入れます。
入れるとき、次の3つに気をつけます。
- 配偶者の欄:「配偶者控除あり」(妻に収入なし)を選ぶ
- 子どもの欄:16歳以上の子どもだけを入れる
- ほかの控除:住宅ローン控除・医療費控除・iDeCoがある年は、詳細版で入れる
結局、我が家ならどう判断するか
- 子どもが3歳と1歳なので、目安表では「夫婦」の列にあたる
- 住宅ローン控除がある年は目安表がそのままは使えないので、シミュレーターで出す
- 寄附はその上限の目安までにして、ぴったりを狙いすぎない
妻が途中で退職した年や、ほかの控除がある年は、先に上限を確かめます。
12月31日までに支払い(カードは決済、振込は入金)が済めば、その年の分です。
我が家の場合|共働きのころは夫婦別々、今は私の名義だけ
| 時期 | 誰の名義で寄附したか |
|---|---|
| 始めたころ | 私の名義だけ |
| 共働きのころ(2023年分まで) | 夫婦それぞれの名義で、それぞれの上限の目安まで |
| 妻が退職した2024年分から | 私の名義だけ |
片働きになってからは、寄附するのは私1人分です。
名義も、支払いのカードも、確定申告で控除を受けるのも私です。
2025年分からは、年末調整で配偶者控除も申告しています。
シミュレーターで出し直すと、私の上限は共働きのころより少し下がっていました。
今の我が家のやり方
- 寄附額は、シミュレーターで出した私の上限の目安で決める
- 返礼品は基本がお米の定期便で、端数には数千円台の返礼品を組み合わせる
- 手続きは、始めた1年目だけワンストップ特例で、その後は毎年確定申告
2025年分までは、ポイントが使いやすい楽天ふるさと納税でした。
2025年10月から、サイト独自のポイントはなくなりました。
今年(2026年分)は、さとふるを使おうかと考えています。
10月の時点では、まだ申し込んでいません。
専業主婦の家庭のふるさと納税 よくある質問
- 専業主婦の妻の名義でふるさと納税をしても、控除は受けられますか?
-
妻に収入がなく、所得税も住民税もかからない年は、控除の効果はありません。
差し引く税金がないためです。
片働きの家庭では、税金を納めている夫の名義で申し込むのが基本です。
- 妻のクレジットカードで、夫名義の寄附を支払ってもいいですか?
-
避けたほうが安心です。
ふるなびなどのサイトは、寄附者本人の名義で払うよう案内しています。
夫の家族カード(カードの名前が妻)も、妻の名義として扱われることがあります。
夫本人の名義のカードで払うのが確実です。
- 妻が年の途中で退職した年は、妻もふるさと納税ができますか?
-
退職までの給与で妻に住民税や所得税がかかる年は、妻にも上限があることがあります。
退職時の源泉徴収票の金額で、シミュレーターを使って確かめてください。
まとめ:片働きの年は夫の名義でまとめ、上限は配偶者控除ありで確かめる
この記事のまとめ
- 妻に収入がない年は、名義・支払い・控除を受ける人を夫にそろえる
- 上限は「配偶者控除あり」でシミュレーターに入れて確かめる
- 16歳未満の子どもは上限に影響しない
- 手続きは妻でもよいが、妻名義のカードや家族カードで払わない
名義と支払いがそろったら、返礼品を選ぶだけです。
▶ 次に読む1本:配偶者控除は、妻が退職した年と翌年で扱いが変わります。

共働きの家庭の上限やサイト選びは、こちらです。

家計の見直しは、ロードマップで順番に確認できます。

参考資料(一次情報)
- 総務省|ふるさと納税 よくある質問
- 総務省|税金の控除について
- 益田市|上限の目安表(PDF)
- さとふる|控除上限額の早見表(2026年4月現在の制度)
- 国税庁|No.1191 配偶者控除
- ふるなび|旦那の代わりにやる方法
確認日:2026年10月8日
免責事項
本記事は、個人の体験と公開情報による一般的な情報です(2026年10月時点)。
目安表の金額は、控除額を保証するものではありません。
実際の上限は、シミュレーターや市区町村・税務署でご確認ください。
