共働きパパのボーナスの使い道|特別費・楽しみ・新NISAの順に分ける
ボーナスが入ると、ちょっと気が大きくなって「何に使おうか」と楽しくなりますよね。でも我が家は2人の子どもを育てる家庭で、今は片働きです。ボーナスをなんとなく使い切ってしまうと、教育費も老後資金も一向に増えません。
そこで我が家が決めているのが、ボーナスを「特別費と楽しみを先に分けて、残りを新NISAへ」という順番です。この記事では、平均支給額や使い道ランキングといった客観データを押さえたうえで、私(こっぺぱん)が実際にどう分けているかを公開します。
我が家の前提
- 30代会社員の夫+子ども2人(3歳・1歳)。妻は2人目の出産を機に退職し、今は片働き(それまでは夫婦とも正社員の共働き)。いずれ共働きに戻るかもしれません
- 住宅ローン約4,000万円(夫単独・住宅ローン控除の期間中)・車あり
- 投資歴約8年。新NISAは夫婦それぞれ月3万円程度
- 生活防衛資金は、固定費も含めた生活費の半年分を確保済み
前提が違う場合は、ご自身の状況に読み替えてください。

先に結論|特別費と楽しみを取り分けて、残りを新NISAへ
結論から言うと、我が家はボーナスを「①特別費・②楽しみ・③新NISA」の3つに分けています。割合(何%ずつ)は決めていません。決めているのは、使い道の決まったお金を先に取り分けて、残った分を新NISAに回すという順番だけです。
- ① 特別費:毎月の積み立てで足りない分を先に補う
- ② 楽しみ:旅行やプレゼント・お祝いの分を先に取り分ける
- ③ 新NISA:残った分を数回に分けて買う
※今はボーナスから生活防衛資金(半年分を確保済み)には入れておらず、住宅ローンの繰上返済もしていません(繰上返済の考え方は後半で紹介します)。
※あくまで我が家の一例です。分け方は家計の状況やリスク許容度(どれくらいの値動きに耐えられるか)によって変わります。投資は元本割れの可能性があります。
大事なのは、楽しみのお金もちゃんと残していること。すべてを貯金や投資に回すと続かないので、家族で楽しむお金も最初に取り分けておくのが、無理なく続けるコツだと考えています。
そもそも家計改善は「固定費を下げる→節税する→投資で増やす」の順番が基本です。ボーナスの分け方も、その全体像の中で考えると迷いにくくなります。家計改善の3ステップは次の記事にまとめています。

ボーナスの使い道ランキングと平均支給額
配分を考える前に、まずは世の中の平均を知っておきましょう。「平均」はあくまで目安で、業種や会社によって大きく幅があります。最終的には自分のボーナス額で考えるのが前提です。
2025年夏のボーナス支給額の目安は、調査によって以下の通りです。
| 区分 | 2025年夏の支給額(目安) |
|---|---|
| 民間(厚労省・従業員5人以上) | 約42.5万円 |
| 正社員平均(民間調査) | 約45.7万円 |
| 国家公務員(管理職除く一般職) | 約70.5万円 |
出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査」、各種民間調査、人事院。数字は調査時点・対象によって異なります。
続いて使い道のランキングです。各種調査をまとめると、傾向ははっきりしています。
| 順位 | 使い道 | 傾向 |
|---|---|---|
| 1位 | 貯金・預金 | 12年連続トップ(夏は約32.4%) |
| 2位 | 生活費の補填 | 物価高で増加傾向 |
| 3位 | 旅行・レジャー | 2025年はやや減少 |
| — | 投資(NISA等) | 2025年は増加傾向 |
出典:Ponta消費意識調査等の各種ボーナス調査(2025年)。注目すべきは、約半数(54.8%)がボーナスの半分以上を貯金に回したいと答えているという点です。多くの家庭が「ボーナスは貯める」を基本にしていることがわかります。
とはいえ、ただ銀行口座に貯めるだけでは、物価が上がっていく今の時代にお金の価値は少しずつ目減りしていきます。2025年に投資へ回す人が増えているのは、「貯めるだけでは増えない」と気づく人が増えてきたからだと私は感じています。我が家がボーナスの残りを新NISAに回しているのも同じ理由です。
- 多くの家庭が「ボーナスの半分以上は貯金」を基本にしている
- 2025年は投資に回す人が増え、旅行が減る傾向
- 平均額に振り回されず、自分の支給額で配分を決めるのが大切
我が家のボーナスの分け先と順番
ここからは、我が家の分け方を順番どおりに紹介します。生活防衛資金は分ける前に確認しておく前提で、実際にボーナスを分けるのは①特別費・②楽しみ・③新NISAの3つです。①と②を先に取り分けるのが我が家の順番です。
前提:生活防衛資金が足りているか確認
生活防衛資金(病気や失業などに備える当面の生活費)は、ボーナスを分ける前に確認しておきたいお金です。ファミリー世帯の目安は毎月の生活費の3〜6ヶ月分。我が家は、住宅ローンなどの固定費も含めた毎月の支出の半年分を確保しています。
この生活防衛資金がまだ貯まっていない家庭は、ボーナスの多くをここに回すのが安心です。我が家も、貯めている途中はボーナスからも入れていました。半年分に届いてからは、ボーナスからは入れていません。
なぜ先に確認するかというと、急な出費が来たときに投資を取り崩さずに済むからです。子供の入院や家電の故障、転職の合間の収入減など、子育て家庭には予想外の出費がつきもの。手元の現金があるほど、投資を「途中で売らずに続けられる」ようになります。これが結果的に投資の成績にもプラスに働きやすくなります。

① 特別費:毎月の積み立てで足りない分を補う
生活防衛資金が足りていれば、先に分けるのが特別費です。特別費は、自動車保険や火災保険の年払いのように、毎月ではないけれど必ず来る支払いのこと。
我が家は特別費を、毎月の自動振替で目的別の口座に積み立てています。ボーナスから入れるのは、毎月の積み立てだけでは足りない分が出たときの補充です。ボーナスを毎年の支払いのあてにするのではなく、足りない分を埋める役目にしています。

② 楽しみ:旅行やプレゼント・お祝いに
特別費と一緒に先に分けるのが、家族の楽しみのお金です。我が家の場合は、主に旅行と、プレゼントやお祝いなどです。
ちなみに外食は、この楽しみのお金には入れていません。外食は月ごとの家計管理の中で確認して、調整しています。
③ 新NISA:残った分を数回に分けて
特別費と楽しみを分けたあと、残った分を新NISAに回します。まとまった額を一度に買うか、数回に分けて買うかは、次の章で紹介します。
我が家は学資保険には入らず、教育費も新NISAで準備しています。ボーナスの新NISA分も教育費の準備を兼ねていて、教育費専用の別枠は作っていません。なお、iDeCo(個人型確定拠出年金)はまだ始めていません。新NISAを満額まで使えること・繰上返済の目処・十分な生活防衛資金の3つがそろってから始める考えです。
教育費は使う時期が決まっているお金なので、必要になる5年ほど前から少しずつ現金化していくのが安心です。教育費と新NISA・学資保険の比較は別記事で詳しくまとめています。

分け先の3つと、前提の生活防衛資金を表にまとめると、次のとおりです。割合は決めていないので、表にも%は入れていません。
| 枠 | 用途 | 我が家の扱い |
|---|---|---|
| 前提:生活防衛資金 | 収入が止まったときなどの備え | 半年分を確保済み。今はボーナスから入れていない |
| ① 特別費 | 年払い・数年払いの支払い | 毎月の積み立てで足りない分を先に補う |
| ② 楽しみ | 旅行・プレゼント・お祝いなど | 特別費と一緒に先に分ける |
| ③ 新NISA | 長く育てるお金(教育費の準備を兼ねる) | 残った分を数回に分けて買う |
ボーナスを新NISAに回すときの考え方
ボーナスを新NISAに回すと決めたら、次に迷うのが「一度にまとめて買うか、何回かに分けて買うか」です。それぞれにメリットと注意点があります。
| 買い方 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 一括で買う | 長期的には平均リターンが高くなりやすい | 買った直後に下落すると精神的にきつい |
| 分散して買う (買う時期を分ける) | 高値づかみを避けやすく値動きの不安が小さい | 上昇局面では一括に劣ることもある |
どちらが正解と断定はできません。過去のデータでは「早く全額入れたほうが平均的には有利」という結果が多い一方、買った直後に大きく下がると、不安で売ってしまう人も少なくありません。値動きの不安が大きいなら、買う時期を数ヶ月に分ける方法(毎月決まった額を買う方法)が気持ちラクです。
我が家は「成長投資枠(年間240万円まで・一括もOK)」と「つみたて投資枠」を組み合わせ、まとまった額は数回に分けて買っています。理由はシンプルで、途中で下がっても落ち着いて続けられる買い方を選びたいから。投資は「続けられること」が何より大事だと考えています。
多くの証券会社では、毎月の積立とは別に「ボーナス月に増額する設定」ができます。年の途中からでも金額を調整できるので、ボーナスが入った月だけ多めに積み立てることが可能です。
投資の中身(どの商品を選ぶか)については、初心者向けに別記事で詳しく解説しています。これから始める人はこちらから。

口座選びで迷っている人は、我が家も使っているSBI証券と楽天証券の比較記事が参考になります。

これからボーナスを新NISAで運用するなら、まずは口座を用意するところから。我が家はSBI証券を使っていますが、楽天経済圏の人には楽天証券も選択肢になります。
繰上返済 vs 投資、我が家の判断

※図の金利は目安の一例です。2026年9月時点では、全期間固定のフラット35(借入期間21〜35年)で最も多い金利が年3.46%(住宅金融支援機構)、変動金利(新規借入)は年1%前後の金融機関が多く、図の変動金利の数字より上がっています。金利は借りる時期や金融機関によって変わります。
住宅ローンがある家庭では、「ボーナスで繰上返済すべきか、それとも投資すべきか」が大きな悩みどころです。これに唯一の正解はありません。判断軸を整理したうえで、自分の状況に当てはめて考えるのがおすすめです。
| 判断軸 | 繰上返済が向く | 投資が向く |
|---|---|---|
| ローン金利 | 固定金利など金利が高め | 変動金利など金利が低め |
| 住宅ローン控除 | 控除期間が終了している | 控除期間中(控除で実質負担が軽い) |
| リスク許容度 (値動きへの強さ) | 値動きが不安・確実に減らしたい | 長期で値動きに耐えられる |
| 得られる安心感 | 借金が減る安心を重視 | 資産が増える期待を重視 |
一般的には、変動金利が低く住宅ローン控除を受けている期間中は、繰上返済より投資が有利になりやすいと言われます。これは、ローン金利よりも投資の期待リターンが上回りやすく、さらに控除でローンの実質負担が軽くなっているためです。一方で、金利が高い場合や控除が終わった後は、繰上返済を優先する考え方が強くなります。
ただし、これは「数字の上でどちらが得か」の話にすぎません。実際には、借金が減る安心感を重視するなら繰上返済でもまったく問題ありません。お金の使い方は損得だけでなく、自分の心の安心とのバランスで決めるものだと我が家は考えています。
我が家は住宅ローン約4,000万円を夫単独で組み、現在は住宅ローン控除を受けている期間中です。そのため今は繰上返済はしておらず、ボーナスの残りは新NISAに回しています。繰上返済は、住宅ローン控除が終わってから考える予定です。これは我が家の状況での判断なので、すべての家庭に当てはまるものではありません。
ここでは繰上返済や借り換えの具体的な進め方までは扱わず、「ボーナスをどう配るか」の判断軸までにとどめます。なお、児童手当を全額新NISAに回している我が家の考え方も参考になるはずです。

やってはいけないボーナスの使い方3つ
最後に、配分を決める前に避けたい使い方を3つ紹介します。この3つをやると、せっかくのボーナスが家計の役に立ちません。
特に注意したいのがリボ払いです。手数料(実質年率で15%前後のことも)がかかるため、ボーナスがそのまま返済に消えてしまいます。せっかく投資で年数%増やそうとしても、リボの手数料で帳消し以上になってしまうのです。
ボーナスは「入ってから・残す分を取り分けてから」使うのが鉄則です。支給前に「どうせ入るから」と買い物をすると、想定より支給額が少なかったときに家計が一気に苦しくなります。分け先を決めてから使う順番にしておけば、こうした失敗の多くは防げます。
まとめ|ボーナスは分け先と順番を先に決めるだけで変わる
ボーナスは入ると気が大きくなりがちですが、先に分け先と順番を決めておくだけで、備える・楽しむ・増やすのバランスが整いやすくなります。この記事のポイントをおさらいします。
- 我が家は特別費と楽しみを先に分け、残りを新NISAへ(割合は決めていない)
- まず生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を確保してから攻めに回す
- 新NISAは一括・分散どちらも正解はなく、不安なら買う時期を分ける
- 繰上返済か投資かは金利・控除・リスク許容度で判断(断定はできない)
- カード散財・リボ・使い切りは避ける
これからボーナスを新NISAで運用するなら、まずは口座を用意して、少額からでも始めてみるのがおすすめです。我が家はSBI証券で新NISAを運用しています。
よくある質問
- Q1. ボーナスは何割貯金すればいい?
-
A. 多くの家庭は半分以上を貯金に回しています。明確な正解はありませんが、生活防衛資金が貯まっていない家庭は多めに、すでに十分ある家庭は投資や楽しみに配分を厚くするなど、状況に応じて調整するのがおすすめです。
- Q2. ボーナスを全額新NISAに入れてもいい?
-
A. 生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)が確保できているかが前提です。それがない状態で全額投資に回すと、急な出費でせっかくの投資を取り崩すことになりかねません。まず守りを固めてから、と考えるのが安心です。投資は元本割れの可能性がある点にも注意してください。
- Q3. 繰上返済と投資、どっちを優先すべき?
-
A. 一概には言えません。ローン金利が低く住宅ローン控除を受けている期間中は投資が有利になりやすく、金利が高い場合や控除終了後は繰上返済を優先する考え方が強まります。最終的にはリスク許容度(値動きへの強さ)次第なので、判断軸を整理して自分の状況に当てはめてください。
- Q4. ボーナスがない年や少ない年はどうする?
-
A. ボーナス頼みの家計にしないことが大切です。毎月の積立や貯金を基本にして、ボーナスは「上乗せ」と位置づけておけば、支給が少ない年でも生活が崩れません。ボーナスがない前提で家計を回せる状態が理想です。
- Q5. 生活防衛資金はいくら確保すべき?
-
A. ファミリー世帯の目安は毎月の生活費の3〜6ヶ月分です。共働きで収入源が2つある家庭は短め、片働きや収入が不安定な家庭は長めに見るのがおすすめ。我が家は、固定費も含めた毎月の支出の半年分を確保しています。
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ボーナスの分け方と一緒に見直したいのが、固定費の中でも見落としがちな保険です。我が家がどう保険を整理したかは次の記事にまとめています。


参考資料
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査」(賞与の支給状況)
- 人事院(国家公務員の期末・勤勉手当)
- 金融庁「NISA特設ウェブサイト」(新NISAの制度概要)
- ロイヤリティマーケティング「Ponta消費意識調査」(2025年・ボーナスの使い道)
免責事項
本記事は個人の体験と公開情報の調査に基づくものです。ボーナスの分け方は家計の状況やリスク許容度によって変わります。投資は元本割れの可能性があり、繰上返済と投資のどちらが有利かは個々の状況によります。投資・契約・税務に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。本記事には一部アフィリエイトリンクを含みます。
