4人家族の固定費見直し完全ガイド|我が家が月2万円下げた順番
📅 情報確認日:2026年7月13日
「節約しなきゃとは思うけど、何から手をつければいいかわからない」。子ども2人の4人家族になってから、私も毎月の支出の多さにため息をついていました。
そんな我が家が最初に取り組んだのが、毎月自動的に出ていく固定費の見直しです。食費を我慢する節約と違って、一度見直せば効果がずっと続きます。
この記事では、4人家族の我が家が実際にやった固定費見直しの全体像を、「挫折しにくい順番」で解説します。
- 見直す固定費はサブスク→スマホ→光回線→電気→保険→住宅ローンの6つ。この順番(挫折しにくい順)で進める
- 我が家では合計で月約2万3,000円・年間約28万円削減できました
- ただし削減できる金額は、現在の契約内容や家族構成によって異なります
- 30代の共働き会社員夫婦+子ども2人の4人家族
- 住宅ローンあり・車あり/投資歴 約8年(長期でコツコツ続ける方針)
- 前提が違う場合は、ご自身の状況に読み替えてください
先にお伝えしたいのは、すべてを一度に見直す必要はないということです。まずは今週、使っていないサブスクを一つ解約するだけでも十分です。この記事はその「最初の一歩」から順番に案内します。
4人家族が見直したい固定費は6つ
固定費とは、毎月ほぼ同じ金額が自動的に出ていく支出のことです。食費や外食のように月ごとに変わる「変動費」と違い、一度見直せば、我慢しなくても削減効果がずっと続くのが最大の特徴です。
子育て世帯の我が家が見直しの対象にしたのは、次の6つです。
- ①サブスク(動画・音楽などの月額サービス)
- ②スマホ料金
- ③光回線(自宅のネット料金)
- ④電気料金
- ⑤保険
- ⑥住宅ローン
このうち、我が家が実際に削減につながったのは4つでした。まずは実績から正直にお見せします。
【実際に削減できた固定費】
| 費目 | 変更内容 | 月の削減額 |
|---|---|---|
| サブスク | 使っていないサービスを書き出して解約 | 約5,000円 |
| スマホ | 大手キャリアから格安SIMへ乗り換え | 約5,000円 |
| 光回線 | 割安な光回線へ乗り換え | 約3,200円 |
| 保険 | 保障の重複を整理・不要な保険を解約 | 約10,000円 |
| 合計 | — | 月約2万3,000円(年間約28万円) |
※上の月約2万3,000円の削減額には、電気と住宅ローンは含めていません。電気は新電力へ変更したあと大手に戻し、住宅ローンは諸費用を含めて検討した結果、借り換えを見送りました(次の表)。
一方で、見直したものの削減につながらなかった費目、いまも検討段階の費目もあります。
【見直したが削減につながらなかった・検討した固定費】
| 費目 | 見直した結果 |
|---|---|
| 電気 | 新電力に乗り換えたが、料金の仕組みが合わず割高に。大手電力に戻した(失敗談は本文で解説) |
| 住宅ローン | 借り換えを検討したが、金利差が判断ラインに届かず見送り。定期的に金利をチェック中 |
削減できなかった費目も含めて公開するのは、固定費見直しは「全部やれば必ず下がる」ものではないからです。だからこそ、確認する順番と判断基準が大事になります。

- 家賃(賃貸の場合。更新のタイミングで相場を確認)
- 自動車保険・駐車場代
- ガス代(プランや会社の確認)
- NHK受信料(契約状況や支払い方法=年払い割引などの確認)
- 習い事やジムの月会費・クラウドストレージなどの少額課金
固定費は挫折しにくい順番で見直す
固定費の見直しでよくある失敗が、効果の大きいものから手をつけて挫折することです。保険や住宅ローンは削減額こそ大きいものの、比較や手続きに時間がかかり、忙しい共働き家庭には最初のハードルとしては高すぎます。
そこで我が家は、「挫折しにくい順(始めやすさ×効果のバランス)」で見直しました。順番はこうです。
- サブスク(今日できる・手続き5分)
- スマホ(今週できる・効果が大きい)
- 光回線(今週動き出せる)
- 電気(比較してから決める)
- 保険(じっくり整理する)
- 住宅ローン(最後に検討する)
①〜③は「今週できるもの」、④〜⑥は「時間をかけて比較・判断するもの」です。最初に小さな成功体験を作ると、そのあとの面倒な手続きも続けられます。私も最初のサブスク解約で「5分で月1,000円下がった」のが原動力になりました。

なお、見直しの前提として「そもそも毎月何にいくら払っているか」を把握できていない場合は、家計簿アプリでの見える化が先です。我が家が固定費の棚卸しに使った家計簿アプリの話はこちらにまとめています。

今週できる固定費見直し3つ
まずは手続きが簡単で、失敗のリスクがほぼない3つから始めます。
①サブスクを整理する(削減目安:月3,000〜5,000円)
確認すること:クレジットカードの明細を1か月分見て、月額課金をすべて書き出します。動画・音楽・アプリ課金・クラウドストレージまで含めるのがポイントです。
削減余地がある家庭:「3か月以上使っていないサービスがある」「家族が何に課金しているか把握していない」家庭です。我が家も書き出してみたら、夫婦で同じ音楽サービスに二重課金していました。
注意点:解約は「全部やめる」必要はありません。3か月使っていないものだけ解約すれば十分です。子どもが見ている動画サービスは、家族に確認してから。年払いのものは更新日をメモしておきましょう。
書き出し方から残す基準まで、具体的な手順はこちらで解説しています。

②スマホ料金を見直す(削減目安:夫婦で月5,000円前後)
確認すること:夫婦それぞれのスマホ料金と、毎月のデータ使用量です。請求額だけでなく「実際に何GB使っているか」を見るのがコツです。
削減余地がある家庭:大手キャリアで1回線に月5,000円以上払っている家庭です。自宅にWi-Fiがある共働き世帯は、外でのデータ使用量が意外と少なく、格安SIM(大手の回線を借りて安く提供する通信サービス)で十分なケースが多いです。我が家は夫婦2回線の乗り換えで月約5,000円下がりました。
注意点:格安SIMは昼休みなど混雑時間帯に通信が遅くなることがあります。また、キャリアメールや店舗サポートが必要な人には向きません。「安さ」と「使い勝手」のどちらを優先するかを夫婦で話してから決めるのがおすすめです。乗り換え自体は今はネットで完結し、電話番号もそのまま使えます。
我が家が家族のスマホ代を月1,390円まで下げた方法はこちらです。

③光回線を見直す(削減目安:月2,000〜3,000円台)
確認すること:現在の月額料金・契約期間・解約金の3つです。「いつ契約したか覚えていない」なら、割高なままの可能性が高いです。
削減余地がある家庭:光回線に月5,000円以上払っている家庭です。今は月3,000円台の光回線があり、同じNTTの回線網を使うサービス間なら通信品質は大きく変わりません。我が家は乗り換えで月3,200円下がりました。
注意点:スマホとのセット割を組んでいる場合は、セット割込みの合計額で比較しないと逆に高くなることがあります。また、乗り換え時期によっては解約金や工事費の残債が発生するため、「初期費用を何か月で回収できるか」まで計算してから決めましょう。
光回線を見直すときの比較ポイントと、我が家が選んだ2択はこちらで解説しています。

比較してから決めたい固定費2つ
電気と保険は「乗り換えれば必ず安くなる」ものではありません。比較と判断に時間をかける価値がある2つです。
④電力会社を見直す(削減目安:月1,000〜2,000円/逆効果の場合も)
確認すること:検針票(電気の請求明細)にある契約プラン・契約アンペア・月の使用量(kWh)です。
削減余地がある家庭:昔からの契約プランを一度も見直していない家庭や、使用量の多いオール電化・在宅勤務世帯です。
ただし、正直にお伝えすると我が家は新電力への乗り換えで一度失敗しています。契約時は安かったのに、燃料費調整額(燃料価格に応じて毎月自動で増減する料金)のルールが大手と違い、燃料高騰期にむしろ割高になってしまい、結局大手電力に戻しました。
この経験から言えるのは、電気は「必ず安くなるわけではない。年間の合計で安くなる場合だけ切り替える」ということです。月額の見た目ではなく、料金の仕組みまで比較する必要があります。
- 検針票(またはWeb明細)を手元に用意する
- 比較サイトを見ても、その場で契約する必要はない
- 解約金の有無を確認する
- 燃料費調整額の上限の有無・市場連動型(電気の市場価格で単価が変わる仕組み)かどうかを確認する
- 年間の合計で安くなる場合だけ切り替える
上の5点を押さえたうえで、我が家の使用量だといくらになるのかを一括比較で確認できます。
我が家が新電力で失敗した経緯と、電力会社を選ぶ3条件はこちらで詳しく書いています。

⑤保険を見直す(削減目安:月5,000円〜1万円)
確認すること:加入しているすべての保険の「保障内容」と「月額保険料」です。自分の保険の保障内容を説明できないなら、それが見直しのサインです。
削減余地がある家庭:勧められるまま複数の保険に入っている家庭や、住宅ローンを組んだ後に生命保険を見直していない家庭です。住宅ローンには団信(団体信用生命保険)が付いていることが多く、死亡保障が重複しているケースがよくあります。
見直しの順番は「公的保障の確認が先、民間保険は後」です。会社員には高額療養費制度(医療費の自己負担に月の上限がある制度)や傷病手当金があり、想像より手厚い保障がすでにあります。足りない分だけを民間保険で補うのが基本の考え方です。
我が家はこの考え方で保障の重複を整理し、月約1万円下がりました。医療保険については、公的保障と手元の現金で備えられると判断して未加入を選んでいます(これは我が家の判断で、貯蓄額や働き方によって答えは変わります)。
注意点:保険は削りすぎも危険です。特に子どもが小さいうちは、働き手に万一があったときの死亡保障は必要です。「やめる」ではなく「重複と過剰を整理する」と考えてください。具体的な見直し手順はこちらにまとめています。

住宅ローンは最後に検討する
住宅ローンは、固定費の中で1回の見直し効果が最も大きい可能性がある費目です。借り換えがうまくはまれば、総返済額が数十万〜百万円単位で変わることもあります。
それでも「最後」に置いているのには理由があります。
- 借り換えには数十万円の諸費用(事務手数料・保証料・登記費用など)がかかる
- 審査や書類の手続きに時間がかかり、途中で挫折しやすい
- 金利差の見た目だけでは、得か損かを判断できない
判断の入り口としては、「今の金利との差が0.3%以上あるか」がひとつの目安です。ただし金利差があっても、残りの返済期間が短い場合や残高が少ない場合は、諸費用のほうが上回って損をすることがあります。
また、選択肢は借り換えだけではありません。今の銀行への金利引き下げ交渉や、余裕資金での繰上返済という手もあります。我が家は比較した結果、金利差が判断ラインに届かず借り換えは見送りましたが、「自分のローンの現在金利を把握して、定期的に比べる」だけでも大きな前進です。
借り換えを検討すべき3条件と、我が家が焦らず見送った判断の中身はこちらで解説しています。

固定費を見直した後にやること
固定費の見直しで一番もったいないのは、浮いたお金がいつの間にか消えていくことです。月2万円浮いても、生活水準が2万円分上がってしまえば家計は何も変わりません。
我が家では、浮いたお金の行き先を先に決めました。順番は次のとおりです。
- 生活防衛費(生活費の半年分ほどの緊急用の現金)が足りなければ、まず貯める
- 生活防衛費が確保できたら、余裕資金は自動積立(先取り貯蓄や積立投資)に回す
ポイントは「自動」にすることです。浮いた分が勝手に積み上がる仕組みにしてしまえば、意思の力は必要ありません。固定費の見直しと同じで、一度仕組みを作れば効果が続きます。
最後に、この記事の内容をチェックリストにまとめます。1つでも「いいえ」があれば、そこが我が家の削減余地です。
- ☐ 3か月以上使っていないサブスクはないか
- ☐ スマホ1回線に月5,000円以上払っていないか
- ☐ 光回線の契約期間や解約金を把握しているか
- ☐ 電力会社の料金体系(プラン・単価)を確認したか
- ☐ 保険の保障内容を自分で説明できるか
- ☐ 住宅ローンの現在金利を把握しているか
固定費の見直しは、家計改善の「ステップ1」です。次のステップ(節税→投資)まで含めた全体の進め方は、ロードマップで順番に実行できます。

固定費見直しのよくある質問
- 家賃も見直したほうがいいですか?
-
家賃は固定費の中で最も大きい支出のひとつですが、引っ越しには数十万円の初期費用がかかるため、気軽には動かせません。まずは更新のタイミングで周辺相場を調べ、明らかに割高なら更新料の交渉や住み替えを検討する、という順番がおすすめです。この記事の6項目を先に見直すほうが、リスクなく早く効果が出ます。
- 変動費(食費など)と固定費、どちらを先に見直すべきですか?
-
固定費が先です。変動費の節約は毎日の我慢が必要で、続けるのが大変なわりに効果が安定しません。固定費は一度の手続きで削減効果がずっと続き、生活の満足度もほとんど下がりません。固定費を整えてから、余裕があれば変動費に手をつける順番が挫折しにくいです。
- 何から始めればいいですか?
-
使っていないサブスクを1つ解約することからです。5〜10分ででき、失敗のリスクがなく、「固定費が下がった」という成功体験が次の見直しの原動力になります。そのあとはスマホ→光回線→電気→保険→住宅ローンの順に進めるのが、我が家が実践した挫折しにくい順番です。
- 固定費見直しの効果はいつから出ますか?
-
サブスクの解約は早ければ翌月の請求から反映されます。スマホは乗り換えの翌月から、光回線や電気は切り替え工事や契約の切り替えタイミングの関係で1〜2か月後からが目安です。保険や住宅ローンは検討に時間がかかりますが、効果額が大きいぶん、数か月かけても取り組む価値があります。
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