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大学費用は4年間でいくら?国公立〜私立を実額シミュレーション

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kakeilab

📅 最終更新日:2026年6月10日

「教育費は新NISAで貯める」と決めても、次に必ずぶつかるのが「結局、大学費用って4年間でいくら必要なの?」という壁です。ゴールの金額がわからないまま積み立てを始めると、足りるのか足りないのか、ずっと不安なまま走ることになります。

そこでこの記事では、国公立・私立文系・私立理系それぞれの大学費用を、文部科学省などの公的データをもとに実額でシミュレーションしました。自宅通学か一人暮らしかで総額がどう変わるか、受験費用などの「隠れ費用」も含めて、我が家(フルタイム共働き・30代パパ)が実際に準備している目標額まで具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 国公立・私立文系・私立理系の4年間学費を実額で比較
  • 自宅通学と一人暮らしで総額が約400万円変わる理由
  • 受験費用・教科書・パソコンなど「隠れ費用」の目安
  • 我が家が新NISAで準備する目標額と毎月の積立額

先に結論|大学費用の総額目安と我が家の準備目標額

細かい内訳は後で見ていきますが、まず大学4年間でいくら必要かの全体像を先にお伝えします。

先に結論
  • 自宅通学・国立なら学費だけで約243万円(最も安いケース)
  • 自宅通学・私立文系で約408万円、私立理系で約551万円
  • 一人暮らし・私立理系になると学費+生活費で約1,140万円まで膨らむ
  • 受験費用(約30万円)など「学費以外」も別途かかる
  • 我が家は「私立文系・自宅」を基準に約440万円を新NISAで準備中

つまり、同じ「大学4年間」でも、進路と住まい方の組み合わせで約243万円〜1,140万円と、4倍以上の開きが出ます。まずは「我が家ならどのケースか」をイメージしながら読み進めてください。

そして、必要額が見えたら次に気になるのが「ではどうやって貯めるか」です。我が家が学資保険を使わず新NISAで準備している理由と手段の全体像は、教育費のハブ記事にまとめています。

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国公立・私立文系・私立理系の4年間費用比較

大学4年間の学費比較:国立約243万・私立文系約408万・私立理系約551万

まずは生活費を除いた「学費そのもの」を区分別に比較します。学費は主に「入学金(入学時に1回だけ)」「授業料(毎年)」「施設設備費(私立大学で授業料とは別にかかる設備の維持費)」の3つで構成されます。

区分入学金授業料(年)施設設備費(年)4年間 学費総額
国立約28.2万円約53.6万円約243万円
公立約39万円約53.6万円約254万円
私立文系約22.4万円約82.7万円約14.4万円約408万円
私立理系約23.5万円約116.3万円約13.3万円約551万円
私立医歯系(参考・6年制)約107.7万円約286.4万円(学費に含む)約2,396万円(6年)

※私立医歯系は6年制のため4年制とは前提が異なります。あくまで参考値として記載しています。
※出典:文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」「国立大学の授業料・入学料の標準額(省令)」。授業料・施設設備費は4年分を合算しています。

国立は授業料の標準額が長く据え置かれてきたため、学費だけで見れば国立が最も安く、私立理系は国立の2倍以上になります。我が家が基準にしている私立文系(自宅)でも約408万円。一方で、後述する一人暮らしになると、ここに生活費が大きく乗ってきます。

ポイント:国立も「値上げ」が始まっている

国立大学の授業料は標準額53.58万円が長年据え置かれてきましたが、2025年から東京大学などが上限の64.3万円へ値上げを始めました。「国立=安い」が将来も同じとは限らない点は頭に入れておきたいところです。

自宅通学 vs 一人暮らしで総額はこう変わる

大学の自宅通学と一人暮らしの費用差:一人暮らしは4年で約400万円多くかかる

大学費用で最も総額を左右するのは、学費よりも「自宅から通うか・一人暮らしか」です。同じ大学・同じ学部でも、住まい方だけで4年間の負担が大きく変わります。

一人暮らしで追加でかかるお金

一人暮らしになると、学費とは別に「毎月の仕送り」と「引っ越し・家具家電などの初期費用」が発生します。

項目金額の目安4年間の合計
仕送り(月約7.9万円)年約90〜95万円約360〜380万円
新生活の初期費用(敷金・家具・家電など)約39万円約39万円
自宅通学との差(合計)約400万円

※出典:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査」(仕送り額・入学した年の自宅外通学者への費用)をもとに概算。地域・物件により大きく変動します。

つまり、一人暮らしになるだけで、4年間で約400万円が学費に上乗せされるということです。先ほどの学費に当てはめると、たとえば次のようになります。

ケース自宅通学(学費のみ)一人暮らし(学費+生活費)
国立約243万円約640万円
私立文系約408万円約810万円
私立理系約551万円約1,140万円

※一人暮らしは学費に「約400万円(仕送り+初期費用)」を加算した概算です。

我が家の考え方

自宅から通えるかどうかは、子供が行きたい大学次第なので親には決められません。だからこそ我が家は「自宅通学の私立文系」を最低ラインの目標にしつつ、一人暮らしになった場合は新NISAの取り崩し+本人のアルバイト・奨学金も選択肢に入れる、という二段構えで考えています。

学費以外の「隠れ費用」を忘れずに

意外と見落とされがちなのが、入学する前から発生する「受験費用」と、入学後の備品代です。学費の表だけ見て安心していると、ここで想定外の出費にあわてることになります。

① 受験費用は1人あたり約30万円

区分受験費用の平均
国公立大学約27.7万円
私立文系約31.3万円
私立理系約32.2万円

※出典:河合塾 Kei-Net「受験にかかる費用」などをもとにした目安。受験校数・遠征の有無で変動します。

受験費用の内訳は、大学入学共通テストの検定料(18,000円)、私立大学の一般選抜の受験料(1校あたり約35,000円)、遠方受験の交通費・宿泊費などです。さらに、滑り止めとして合格した大学を辞退しても、納めた入学金(20〜40万円)は戻ってこないのが一般的です。第一志望に受かっても、滑り止めの入学金は捨て金になりやすい、と覚えておきましょう。

② 教科書・パソコン・留学・大学院

入学後にも、表に出てこない出費が続きます。

見落としがちな入学後の費用
  • 教科書・教材費:年数万円。理系や専門課程では高額になりやすい
  • パソコン:10〜20万円。今や大学生活に必須
  • 留学:短期でも数十万円、長期なら数百万円
  • 大学院進学:さらに2年分の学費が追加(理系では進学率が高い)

特に理系は大学院まで進むケースが多く、その場合は学部4年+大学院2年で学費が実質6年分になります。進路によっては、4年分の試算では足りないことを前提に考えておくと安心です。

これだけの金額を「貯金だけ」で準備するのは大変です。我が家はインフレ(物価上昇)に対応しながら準備する手段として新NISAを使っています。どの証券会社で始めるかは、我が家も使っているこの2社を比較した記事が参考になります。

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大学費用を新NISAで準備するなら、まずは口座のある証券会社から。詳しい特徴は各社の公式サイトでも確認できます。

我が家はいくら準備する?新NISAでの逆算

ここまでの数字をもとに、我が家が実際に立てている準備計画を公開します。前提は「私立文系・自宅通学」を基準ラインとし、受験費用も含めた目標額です。

我が家の目標額
  • 私立文系・自宅の学費:約408万円
  • 受験費用:約30万円
  • 合計目標額:約440万円(子供1人あたり)

440万円を18年で準備するには毎月いくら?

子供が0歳の今から大学入学(18歳)までの18年間で約440万円を準備する場合、毎月の積立額は運用の有無で次のように変わります。

準備方法毎月の積立額18年間の元本
貯金のみ(増えない)約20,400円約440万円
新NISAで年3%運用約15,600円約337万円
新NISAで年5%運用約12,700円約274万円

※運用益が一定で推移した場合の概算です。過去の実績は将来の利益を保証するものではなく、元本割れの可能性もあります。

注目したいのは、同じ440万円を準備するのに、貯金だと月2万円、年5%運用なら月1.3万円弱で済むという差です。運用がうまくいけば、自分の手出しは約170万円少なくて済む計算になります。もちろん値動きのリスクはありますが、18年という長い時間を味方につけられるのが、教育費と新NISAの相性が良い理由です。

我が家はこの積立を、児童手当を丸ごと回す形でまかなっています。児童手当だけで月1万円以上になるため、家計からの追加負担はほとんどありません。実際の運用はSBI証券で、全世界株式のインデックスファンドを淡々と積み立てています。児童手当を新NISAに回す具体的な仕組みは、こちらの記事で詳しく解説しています。

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また、すでに学資保険に入っている方は「解約して新NISAに切り替えるべきか」も気になるところだと思います。我が家の判断と例外的に継続すべきケースは、こちらにまとめています。

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新NISAで教育費を準備するなら、まずは口座開設から。我が家はSBI証券ですが、楽天経済圏の方は楽天証券も選択肢になります。

まとめ|大学費用は「進路×住まい」で決まる

大学費用は、進路と住まい方の組み合わせで約243万円〜1,140万円と大きく変わります。「いくら必要か」のゴールを先に決めれば、毎月いくら積み立てればいいかが逆算できるようになります。

この記事のまとめ
  • 学費だけなら自宅国立 約243万円〜自宅私立理系 約551万円
  • 一人暮らしは約400万円上乗せ。私立理系・一人暮らしで約1,140万円
  • 受験費用 約30万円・パソコン・留学など「隠れ費用」も別途必要
  • 我が家は「私立文系・自宅」基準で約440万円を新NISAで準備中
  • 年5%運用なら毎月1.3万円弱。18年という時間を味方にする

必要額が見えたら、次は「どう貯めるか」です。我が家が学資保険ではなく新NISAを選んだ理由と具体的な手順は、教育費のハブ記事にまとめています。あわせて読むと、ゴールから逆算した準備の全体像がつかめます。

よくある質問

Q
Q1. 大学費用は結局トータルでいくら見ておけばいい?

A. 進路と住まい方で大きく変わりますが、迷ったら「私立文系・自宅通学」の約440万円(学費+受験費用)を1つの基準にすると現実的です。一人暮らしの可能性が高いなら、ここに約400万円を上乗せして考えておくと安心です。最低ラインを決めて、足りない分は奨学金やアルバイトも選択肢に入れる二段構えがおすすめです。

Q
Q2. 奨学金を借りればいい?それとも貯めるべき?

A. 奨学金の多くは「子供本人が返す借金」です。社会人スタートと同時に数百万円の返済を背負わせるかどうかは家庭の方針次第ですが、我が家は「準備できる分は親が用意し、足りない分だけ奨学金」という考えです。早めに積み立てを始めれば、借りる額そのものを減らせます。

Q
Q3. 私立か国公立か決まっていないけど、いくら準備すれば安心?

A. 進路が決まらないうちは、高めの「私立文系・自宅(約440万円)」を目標にしておくのが安全です。結果的に国公立に進めば余りますが、余った分は社会人準備金や次の子の教育費、老後資金に回せます。低めに見積もって足りなくなるより、高めに準備しておくほうが家計のリスクは小さくなります。

Q
Q4. 一人暮らしになるかどうかで400万円も違うのはなぜ?

A. 一人暮らしでは、家賃・食費・光熱費などの仕送りが年90万円前後(4年で約360〜380万円)かかるためです。さらに引っ越しや家具家電の初期費用が約39万円。これらを合計すると、学費とは別に約400万円が上乗せされます。自宅から通えればこの大部分が不要になるため、住まい方は総額を左右する最大の要素です。

Q
Q5. 大学無償化(修学支援新制度)は我が家でも使える?

A. 修学支援新制度(一定の所得以下の世帯向けの大学無償化制度)は、住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯が主な対象です。共働きで世帯年収が一定以上ある我が家のような家庭は、現状では対象外になるケースが多いです。2025年度から多子世帯(子供3人以上)向けの所得制限なしの支援も始まりましたが、適用には条件があります。最新の対象要件は文部科学省の公式サイトで必ず確認してください。

次に読む

必要額がわかったら、次は貯め方と、その先の制度です。あわせて読むと教育費準備の全体像がつかめます。

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参考資料

  • 文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」
  • 文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(標準額)」
  • 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」
  • 河合塾 Kei-Net「大学受験にかかる費用」

※費用は大学・学部・年度・地域により異なります。最新の金額は各大学の募集要項や公式サイトで必ずご確認ください。

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30代共働き2児パパ/家計改善5年目
30代会社員の2児パパ。共働きでも「家計はママ任せ」を卒業。固定費削減→節税→投資の順で家計を整える方法を、体験と公的情報の調査ベースで発信中。
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